2005年度講義概要

2005/5/27

福田洋一担当科目

注意事項・変更事項

  1. 印刷された講義概要からの変更事項については、赤字で示してあります。おおきな変更、注意事項は、次の通りです。
  2. Unix演習とプログラミング演習は、必ず同時に履修すること。DTP演習1でもUnixを使用するので Unix演習を履修することが好ましい。
  3. シラバスとの大きな違いは、プログラミング演習でJava言語入門用のテキストを使用するようにし たこと、それに伴い、プログラミング演習2の内容に、オブジェクト指向プログラミングを取り入れ たこと、プログラミング演習、DTP演習をUnix環境で行うようにしたことである。
  4. また、全ての演習にはCD-ROMで起動するUnix、Knoppixを使用する。最初の授業でCD-Rにコピーをす るので、ブランクCD-R(700MB)を用意すること。今後一月おき位でバージョンアップしていく ので、700MBのブランクCD-Rを10枚程度購入しておくとよい。

講義概要

科目名:人文情報学演習II-4a 担当者:福田洋一
授業のテーマ:人文情報学における研究方法およびプレゼンテーションの方法の基礎 成績評価の基準:PowerPointによるプレゼンテーション作品の評価に、授業の出席状況および共同作業への参加態度を加味して総合的に評価する。
テキスト・参考書: 授業目標:グループ学習を通じて、テーマを決め、資料を収集し、その資料に基づいてオリジナルな考察を展開し、その成果を効果的にプレゼンテーションする、という人文情報学の基本的な研究方法・表現方法を習得する。
授業計画:

5人〜7人のグループに分かれ、話し合いをしながら一つのプレゼンテーション作品を制作する。

  1. グループ毎に研究テーマを決める。
  2. 本・雑誌・新聞などの紙媒体の資料を図書館などで収集・調査する。ネットの情報は本などの資料を検索するだけにする。
  3. 持ち寄った資料をもとに、その資料から浮かび上がる論理的な筋道を見出し、それをオリジナルな考察としてまとめる。
  4. 考察結果をどのように伝えたらいいかを考え、それをPowerPointの上で表現していく。
  5. PowerPointを使って実際に研究発表を行う。
授業留意点:授業は必ず出席し、積極的にグループ活動に参加すること。資料調査などは授業時間以外に時間を割いて行う必要がある。
科目名:人文情報学演習II-4b 担当者:福田洋一
授業のテーマ:人文情報学における研究方法およびプレゼンテーションの方法の応用 成績評価の基準:PowerPointによるプレゼンテーション作品の評価に、授業の出席状況および共同作業への参加態度を加味して総合的に評価する。
テキスト・参考書: 授業目標:前期に引き続き、人文情報学の基本的な研究方法・表現方法の習得を目指す。
授業計画:

授業の手順は前期と同じだが、「仏教」を全学年の統一テーマにして、研究・プレゼンテーション作品の制作を行う。最終的には各クラスから2グループを選出し、学年全体の発表会を行い、投票によって優勝チームを決める。

授業留意点:授業は必ず出席し、積極的にグループ活動に参加すること。資料調査などは授業時間以外に時間を割いて行う必要がある。
科目名:DTP演習1 担当者:福田洋一
授業のテーマ:テキストベースの組版ソフトTeXの基礎 成績評価の基準:授業の出席および演習への取り組みを重視する。最 終的には課題を提出してもらう。
テキスト・参考書: 授業目標:レポートや卒論を執筆するのに必要なTeXの技術を習得する。
授業計画:

 HTMLと同様に、テキストにタグを入れることでレイアウトを行うUnix由来の組版ソフトTeXの基礎 を学ぶ。Unix演習で使用するKnoppix上でTeXを使うので、Unix演習も同時に履修することが好ま しい。

 積み重ねを前提とするので、一度でも抜けると、追い着くのが困難になる。したがって、原則と して欠席は認めない。やむを得ず欠席したときには、次の週までに補講を行うので、その時間を確保す ること。

 着実に練習を積んでいけば、決して難しいものではない(つまり創意工夫や美的才能などは必要 ではない)が、復習を怠ると途端に分からなくなる。一度やったものは繰り返し遡って読み直し、忘れ やすいものは自分なりのノートを作って覚えるようにしてほしい。

 人文情報学演習III−7を履修する学生は、必ずこの授業を選択すること。卒業論文はTeXで書く ことになる。

授業留意点:欠席は厳禁。キーボードの使い方以外 の予備知識は前提としないが、授業の進度は速いので、集中して演習に取り組む必要がある。
科目名:Unix演習1 担当者:福田洋一
授業のテーマ:PC用Unix互換OS、Linux(リナックス)の基礎 成績評価の基準:授業の出席および演習への取り組みを重視する。最 後に実技試験を行う。
テキスト・参考書: 授業目標:CD-ROMのみで起動できるLinuxの一種、Knoppixを使い、 Unix操作の基礎を学ぶ。
授業計画:

 前期は、主として、コマンドを使ってUnixを操作する方法を学習する。また、Unixの標準的なエ ディタであるviとEmacsの操作方法も学習する。

 積み重ねが必要なので、授業を一度でも休むと追い着くのが困難になる。したがって、原則とし て欠席は認めない。やむを得ず欠席したときには、次の週までに補講を行うので、その時間を確保する こと。

 着実に練習を積んでいけば、決して難しいものではない(つまり創意工夫や美的才能などは必要 ではない)が、復習を怠ると途端に分からなくなる。一度やったものは繰り返し遡って読み直し、忘れ やすいものは自分なりのノートを作って覚えるようにしてほしい。

 人文学演習III−7のゼミの学生は、必ずこの演習を履修すること。

 また並行してプログラミング演習1を履修すること。

授業留意点:昨年度の授業内容 をhttp://tibet.que.ne.jp/otani/で参照しておくこと。欠席は厳禁。キーボー ドの使い方以外の予備知識は前提としないが、授業の進度は速いので、集中して演習に取り組むこと。
科目名:Unix演習2 担当者:福田洋一
授業のテーマ:PC用Unix互換OS、Linux(リナックス)によるオンライ ンデータベースの作成 成績評価の基準:授業の出席および演習への取り組みを重視する。最 後に実技試験を行う。
テキスト・参考書: 授業目標:サーバーとしてのUnixの使い方を学ぶ。特にオンラインデー タベースを作成することを目標とする。
授業計画:

 前期はユーザーの立場からUnixの操作を学んだが、後期はUnix上の各種サーバーの操作と、そのサー バーを使ったアプリケーションの作成を行う。まず、Webサーバーを立ち上げ、CGIによるネットワーク 処理を行う。次に、SQLデータベース・サーバーを立ち上げ、コマンド・レヴェルでデータベースを構 築する。さらに、CGIを通じてWebからデータベースを処理する方法を学び、最終的にはWebをインター フェースとするオンラインデータベース・アプリケーションを作成する。

 スクリプト言語にPHPを使用する。そのため、プログラミング演習1を既習し、かつプログラミング 演習2を並行して履修する必要がある。PHPはプログラミング演習で使用するPythonと若干の違いはあ るが、スクリプト言語はどれも極めて類似しているので、一つを習得すれば他のものも容易に理解でき るようになる。

 人文情報学演習III−7を履修する学生は、この演習を必ず履修すること。

授業留意点:昨年度の授業内容 をhttp://tibet.que.ne.jp/otani/で参照しておくこと。欠席は厳禁。キーボー ドの使い方以外の予備知識は前提としないが、授業の進度は速いので、集中して演習に取り組むこと。
科目名:プログラミング演習1 担当者:福田洋一
授業のテーマ:プログラミングの基本的な概念を学ぶ 成績評価の基準:授業の出席および演習への取り組みを重視する。最 後に実技試験を行う。
テキスト・参考書:結城浩『改訂版Java言語プログラミングレッ スン』上巻(ソフトバンク、定価2400円) 授業目標:テキスト処理を主体としたプログラミングの基礎を習得す る。
授業計画:

 プログラミング言語Javaのテキストを使用しながら、全てのプログラミング言語に 共通の基本的な概念と手法を学ぶ。テキストはJava用であるが、同時にスクリプト言語のPythonも 学ぶようにする。

 テキストは極めて丁寧で、かつプログラミングの基本的な要素のみに絞られている ので、独習できるものである。前期の前半にはこのテキストを全部こなし、後半にはPythonで様々 な応用の問題を解くようにする。

 プログラミング環境には、CD-ROMで起動するUnixのKnoppix上で、エディタEmacsを 使用するので、Emacsの使い方にも習熟する必要がある。同時にUnix演習1も履修すること。

 授業時間以外の練習も必要なので、毎回、宿題を出す。

 人文情報学演習III−7を履修する学生は、必ずこの授業を選択すること。

授業留意点:昨年度の授業内容 をhttp://tibet.que.ne.jp/otani/で参照しておくこと。欠席は原則として認め ない。やむを得ず欠席した場合には、次週までに補講を行うので時間を確保すること。
科目名:プログラミング演習2 担当者:福田洋一
授業のテーマ:オブジェクト志向プログラミングの基本的な概念 を学ぶ 成績評価の基準:授業の出席および演習への取り組みを重視する。最 後に実技試験を行う。
テキスト・参考書:結城浩『改訂版Java言語プログラミングレッ スン』下巻(ソフトバンク、定価2400円) 授業目標:テキスト処理の核心である正規表現の使い方およびオ ブジェクト指向プログラミングの基礎を学ぶ。
授業計画:

 Java言語用のテキストの下巻を使用し、オブジェクト指向プログラミングの基礎を 学ぶ。前期と同様、テキストは主に自習用に使用し、例題や練習問題をオブジェクト指向スクリプト 言語であるPythonを使って解く。

 また、テキスト処理の基本である正規表現の使い方を学ぶ。

 さらにネットワーク・プログラミング(特にCGIによるWebアプリケーションやURL処理)の方法 を習得する。

 前期同様、日々の練習が必要なので、毎回、宿題を出す。

 人文情報学演習III−7を履修する学生は、必ずこの授業を選択すること。また、 同時にUnix演習2も履修すること。

授業留意点:昨年度の授業内容 をhttp://tibet.que.ne.jp/otani/で参照しておくこと。欠席は原則として認め ない。やむを得ず欠席した場合には、次週までに補講を行うので時間を確保すること。
科目名:人文学テキスト処理論 担当者:福田洋一
授業のテーマ:チベット語のコンピュータ処理をめぐる諸問題 成績評価の基準:授業への出席、毎回の小テスト、期末の試験を綜合して評価する。
テキスト・参考書: 授業目標:チベット語の処理の実際を詳しく辿ることによって、人文学におけるテキスト処理の具体的な姿を理解する。
授業計画:

 人文学におけるテキスト処理の実際を解説する。その具体例として、チベット語を処理するときの問題を様々な角度から取り上げ、掘り下げていく。

 もちろん、チベット語の知識を前提としないが、テキスト処理に必要な程度のチベット語の理解は、少しずつ身につけていく必要がある。テキスト処理に必要な言語の知識というのはどういうものか、ということもテーマの一つである。

 内容は大部分、テキスト処理の技術的な問題の解説になるので、その点を十分に念頭において受講すること。

 人文情報学演習III−7を履修する学生は、必ずこの授業を選択すること。

授業留意点:説明は積み重ねなので、欠席すると理解できなくなる。欠席しないように。
科目名:3回生サブゼミ 担当者:福田洋一
授業のテーマ:XHTML、CSS、XML、XSLTの演習 成績評価の基準:成績評価はしない。
テキスト・参考書: 授業目標:近年、様々なアプリケーションによるデータ保存フォーマットとして広く用いられているXMLを学ぶ。
授業計画:

 近年、様々な場面でXMLを用いたデータ処理が行われるようになった。XMLはテキストファイルでありながら、柔軟な構造を作ることができる点で、非常に奥の深い言語である。

 このXMLを学ぶために、その準備として、HTML4.01strictとCSSを使って、デザインと構造の分離の仕方を学び、さらにXHTMLへと進む。

 次に、XHTMLのXの部分から発展させて、XMLの基本を学び、XML文書を書けるように練習する。

 さらに、XMLをHTMLへと変換するために、XSLTの書き方を学ぶ。XSLTはプログラミング言語の一種だが、他の言語と全く違った考え方のもとに作られている。その分、最初は戸惑うだろうが、XMLを処理するには、他の言語で処理するよりも簡単に書くことができるようになっている。XMLをWeb上で表示するためには不可欠の知識である。

 さらにJavascriptやPerl、PHPなどからXMLを扱う方法についても学んでいく。

授業留意点:正規の授業ではないが、卒論のための基礎的な知識として、あるいはWebアプリケーションの最近の話題として、一通り理解しておくと、将来きっと役に立つであろう。